■スワロウデイル
編集工房SWALLOW-DALEのアーカイヴ準備室です。ときどき更新します。
●平田信芳文庫
平田信芳(1930年9月15日 - 2014年2月15日)の思い出に、
「平田信芳文庫」を開設しました。(2014年10月28日)
●SWALLOW-DALE
不定期刊小冊子『SWALLOW-DALE』をPDFで公開していく予定です。おもに鹿児島についてのテキストになります。忘れられている、忘れ去られている話題を取り上げていく予定です。時代遅れというか、時代とずれた話が続く予定です。
●my favorite things
しばらく「20世紀書店」が続きます。ほかの世紀にもお邪魔します。
461. 1940年のヨランダ・オルムツスン『子供の國から』(2026年10月1日)

ヨランダ・オルムツスン著『子供の國から』飜譯装幀 澤田美喜子
(伸展社、1940年6月30日發行)
フランス語のタイトルは『HISTOIRE D’ENFANTS』、直訳すると「子供のお話」。
特殊なかたちの日仏対訳本で、横向きの長辺とじで上下にめくるかたちになっています。
上側にフランス語、下側に日本語を基本形にしています。
著者のヨランダ・オルムツスンは駐日フランス大使夫人。
訳者の澤田美喜子(1901~1980)は、駐仏日本大使、澤田廉三(1888~1970)夫人。岩崎弥太郎の孫で、岩崎久弥の長女です。
沢田美喜は、戦後の児童養護施設エリザベス・サンダース・ホームでの活動が有名ですが、戦前に、この『子供の國から』と、自身のキリシタン関連のコレクションをまとめた『大空の饗宴』(青燈社、1941年9月1日発行)を刊行しています。
写真も、ヨランダ・オルムツスン、8人の甥っ子・姪っ子、フランスのオルムツソン城、澤田美喜子のものが多数掲載されています。
縦153×横224×幅22ミリ。
この造りからすると、外箱もあったのかもしれません。
『子供の國から』を発行した伸展社は、秋朱之介(西谷操、1903~1997)との結びつきが強い版元なので、その装幀からは、秋朱之介的なものを感じます。
