■スワロウデイル
編集工房SWALLOW-DALEのアーカイヴ準備室です。ときどき更新します。
●平田信芳文庫
平田信芳(1930年9月15日 - 2014年2月15日)の思い出に、
「平田信芳文庫」を開設しました。(2014年10月28日)
●SWALLOW-DALE
不定期刊小冊子『SWALLOW-DALE』をPDFで公開していく予定です。おもに鹿児島についてのテキストになります。忘れられている、忘れ去られている話題を取り上げていく予定です。時代遅れというか、時代とずれた話が続く予定です。
●my favorite things
しばらく「20世紀書店」が続きます。ほかの世紀にもお邪魔します。
441. 1977年~1978年の筒井康隆編集『面白半分』(2025年6月22日)
1980年ごろ、古本屋さんで買った、50円や100円のシールが貼ってある不揃いの筒井康隆編集『面白半分』(発行所は、株式会社面白半分)が押し入れの奥から出てきて、拾い読みしていると楽しくなって、結局、筒井康隆編集の12冊そろえてしまいました。
その12冊すべての表紙絵を描いていた杉村篤が、2025年5月4日に亡くなられたそうです。
井上洋介、佐伯俊男、宇野亜喜良らとならんで、1960年代から、ポップなイメージ世界に欠かせない描き手でした。
東京スカパラダイスオーケストラのメンバーで、早世したクリーンヘッド・ギムラ(杉村英詩)のお父さん。
『面白半分』8月号には、「編集長御親族のページ」というのがあって、筒井康隆のひとり息子、筒井伸輔(当時。小学校3年生)の漫画が掲載されていました。
その筒井伸輔は画家として活動していましたが、2020年に亡くなったそうです。
2022年に、筒井康隆 蓮實重彦『笑犬楼 vs. 偽伯爵』(新潮社)という本が出ていましたが、 あれは、息子を先に亡くした親の本でもあったかと思いました。